三幸製菓株式会社(所在地:新潟市北区、以下「三幸製菓」)はCO2排出量削減を目的に、Daigasエナジー株式会社(所在地:大阪市中央区、以下「Daigasエナジー」)が提供するガスタービンコージェネレーションシステムを導入いたしました。2025年1月23日(木)に竣工式を開催し、2月17日(月)より運転を開始しましたことをお知らせいたします。
都市ガスを用いて発電し、その際に発生する蒸気を工場の製造工程や冷暖房などの用途に有効活用するシステムです。電力と熱を同時に供給するため、エネルギー効率が非常に高く、CO2排出量削減にも貢献する、環境にやさしいシステムです。
今回は、高効率ガスタービンコージェネレーションシステムを、エネルギーサービス契約(※)により導入しました。工場内の自家発電比率が向上することで、電力会社から購入する電力量を抑えることができ、ピーク電力カットにも寄与します。また、本システムから発生する蒸気を工場内の蒸練機や乾燥機などで利用することで、約1,700トン/年のCO2排出量削減に貢献します。
※Daigasエナジーが三幸製菓の施設に設備を持ち込みイニシャルレスを実現する契約。
事業者 三幸製菓、Daigasエナジー
設置場所 三幸製菓 荒川工場内(新潟県村上市長政63-1)
設置機器 高効率ガスタービンコージェネレーションシステム
最大出力 約1,900kW(吸気温度0℃)
メーカー 川崎重工業株式会社
Daigasエナジーは大阪ガス株式会社の100%子会社で、業務用・産業用のお客さまに対するエネルギーや各種サービスの営業活動などを行っています。お客さまがモノづくりの現場で抱える課題や潜在的ニーズを、あらゆる角度から洗い出し、お客さまと課題解決策を共創し、地域・社会に貢献する最適なサービスをご提供いたします。
Daigasグループは、2021年1月に発売した「カーボンニュートラルビジョン」や2023年3月に発売した「エネルギートランジション2030」のもと、脱炭素化社会に貢献する技術・サービスの開発に取り組み、気候変動をはじめとする社会課題の解決に努め、暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指してまいります。
Daigasエナジー株式会社 概要
・社名:Daigasエナジー株式会社
・本社所在地:大阪府大阪市
・代表者:代表取締役社長 福谷 博善
・事業概要:業務用等お客さま向けガス・電気の販売および保守
・URL:https://www.daigas-energy.co.jp/
三幸製菓は、1962(昭和37)年創業の菓子製造販売会社です。
主な商品は1977年発売の「雪の宿」や1975年発売の「ぱりんこ」、「新潟仕込み」、「丸大豆せんべい」などのおせんべい、「チーズアーモンド」をはじめとするお米のクラッカー、「粒より小餅」「三幸の柿の種」などのあられ・おかきの他、「ミックスかりんとう」などかりんとう商品、お米のスナック「ザクザ」、米粉を使ったおもちのようなグミ「もちきゅあ」なども販売しています。
三幸製菓グループは、さまざまなESG課題の中から自社が優先して取り組むべき12のマテリアリティを整理し、サステナブル経営計画書を策定いたしました。マテリアリティの一つとして、「温室効果ガス排出量削減」を掲げており、生産設備、輸送手法、再生原料の利用により、2030年までに温室効果ガスの30%削減を目指しております。(2019年比)
三幸製菓株式会社 総務部 TEL: 025-259-2139